ひろしさんの歌唱力には、味がある。
ここでいうひろしさんとは、猫でも五木でもなく、
舘ひろし氏(62)のことである。
なんでも、ネット情報によれば、
ひろしさんは、9月に発売予定のアルバムで
故石原裕次郎氏の楽曲をカバーすべく、公開レコーディングをしたそうだ。
「嵐を呼ぶ男」では、裕次郎氏の台詞をそのまま生かしつつ、夢の共演を果たすという。
ひろしさんといえば、私たちの世代にとっては「泣かないで」で大ヒットを飛ばし紅白出場、
https://www.youtube.com/watch?v=t8TbbMQRKss
https://www.youtube.com/watch?v=mmgXv5Dgp6g
その後、名ドラマ「あぶない刑事」の「冷たい太陽」の人であり、文句なく時代を席巻した名優である(残念ながらクールス時代は、ちと早すぎて馴染みがない)。
関係ないが、あぶない刑事といえば、ひろしさんと双璧の大看板が、柴田恭平氏である。
氏にも「ランニングショット」という相当な殺傷力を誇る楽曲がある。
歌というか、シャウトというか、聴きようによっては、その掛け合いは早すぎた「ケツメイシ」と言えなくもない。まさに、恭HEY!HEY!なのだ(意味わからん)。
「ランニングショット」 https://www.youtube.com/watch?v=_a_kdB4U52s
一方のひろしさんも、俳優と歌手の二足のわらじをはき続け、
「青い山脈」 https://www.youtube.com/watch?v=HchUuLHwsyE
「朝まで踊ろう」 https://www.youtube.com/watch?v=q3ZVrzRcKFs
「いとしのマックス」https://www.youtube.com/watch?v=958tJXmIY7U
などを突如発表するなど、ヒロシック唱法とでもいうべき、ビブラートをネットリ効かせた大胆な節回しにより、こちらの想像をはるかに超える作品を常に提示し続けてきた。
ひろしの前にひろしなく、ひろしの後にひろしなし。
まさに超個性的なヒロシック唱法なのだ
特に「青い山脈」を初めて聴いたとき、耳を疑った。
この作品の需要と供給のバランスはどこにあるのだ?と大きな衝撃を受けた。
こうなってくると、
「ヒロシ ア ゴーゴー!」である。独自性があまりに強すぎる。視聴ができる環境の方々には、一度でいいから聴いていただきたい。いつまで有効なのかわからんが一応リンクも貼ってみた。こんな才能を眠らせるわけにはいかない。
(※当初の掲載時には、リンク先を貼る技術がなかったので、一部文面等を加筆修正しました2015.9.28)
今更ながら言うまでもなく、ひろしさんは、現在に至るまで一貫して、天下の石原プロの重鎮であり、我が国のダンディの象徴でありながら、コミカルを演じてもサマになる稀有な存在である。黙ってたたずんでいるだけで、絵になる男である。
そんなひろしさんが、また、波が高いはずの歌手業に乗り出すというのだ。
男は、常に冒険をしたいものなのだ。
これは、是が非でも聴いてみなければなるまい。
CDが売れないと音楽業界が悲鳴を上げている今、ひろしさんの挑戦は成功するのか?
私は断固、応援する。
0 件のコメント:
コメントを投稿