2012年8月7日火曜日

ある日の光景

職場で不思議な光景を見た。
同じフロアだけど、10メートル離れた他のセクションの話だ。

Aの机の電話が鳴った。あいにく、Aは不在のようである。
数コールして、背中合わせで座っているAとは他係のBが受話器をとった。「Aは不在です」と答えている。

「本日、Aは不在となっています」「ですから、不在です」「わかりません」
こんな会話が3分も続いただろうか。
やがて、Bは自席に戻って、パソコン作業をはじめた。

ここまでは、普通といえば、まあ普通の光景だ。

ところが、
しばらくして、Bの上司のCが、異変に気付く。
「おいBさん、Aさんの電話の受話器があがったままだぞ」と声をかけた。

すると、Bは、
「はい、Aが不在だって伝えたら、なんかガーガー文句いってるんですよ。なので、放っておいてます」と平然と言い切った。

え?周りに衝撃が走る。

あわててCが受話器をつかみとり、ガーガーいってるらしい相手と会話をはじめた。
放置した時間が、どのくらいだったのか、正確にはわからない。3分から5分くらいのものか?
けど、これは誰だって怒るわな。

Cが平身低頭でうまく取り繕い、Aの上司であるDに話をつなげ、Dから相手先に改めて連絡させることで、一応の収束をみた。

周りのあたふたとした状況に、Bは動じることもなく、これが日常だ、とばかりに悠然としている。
動かざること山の如し。こいつの前世は戦国武将なのか?

武将を雇うくらいなのだから、うちの会社はまだまだ余裕があるのだろう。

会社よ!そしてBよ!ホント大丈夫か?

0 件のコメント:

コメントを投稿