こちらの都合で、場を設定してもらったものであったが、事前情報では、こちらのニーズを聞き入れてくれるかは贔屓目に見て五分五分、冷静に見て難しいとのことであり、たとえ先方から厳しい言葉を投げられても、理不尽な対応をされても、最後まで決してキレることなく、誠意をもって話し合いをしなければいけない状況であった。
言葉上の行き違いや、ボタンの掛け違いがあってはいけないので、あくまでその場その場で、変に作らず、自分の心から発する素直な言葉で率直に話そう、と考えていた。そうすることで道は開けると信じていた。
ところが・・・
相手には、そもそもボタンが付いておらず、いってみるならファスナー仕様だった。冷静になるため本日なぜか芦別へ。冷静か? |
眼を吊り上げ、鬼の形相で、半身に構えた体勢。社会人として初対面ではあり得ないほどの喧嘩腰と言葉のチョイス。すべてがNOというための理論武装、話などはじめから噛み合うわけがなく、みっちり3時間にわたり普通の大人では味わえないほどの罵詈雑言を受け続けた。逆にその徹底ぶりにこちらも面白くなり、我が国では基本的人権が保障されているのですよ、ということを教えてやりたい衝動にかられ、名前は忘れたが、高校時代の公民の先生が常に履いていたスラックスとまぶしい白い靴下が頭に浮かんだほどだった。
私にも十分な言い分があり、立場的にこちらの都合でアポをもらったとはいえ、何から何まで一方的に言われる筋合いはない。出された条件、矛盾を孕んだ勝手な理論で悦に入る先方に、ホトホト馬鹿らしくなり、途中で席を立つことも考えた。それでも先方が年長であったのと、場をセットしてくれた方のためにも、誠意をもって話し合いに臨むことが大事だと決めていたから、大人の対応につとめるよう自分に言い聞かせ、幾度も水を飲んでこらえた。尿意を悟られるのも癪で、意地でトイレにも行かなかった。
当然、話し合いは決裂した。
決裂後、この場を設けてくれた方に改めて伺うと、(若干は事前に聞いていたが)先方は、本人に自覚はないが、昔で言うところのヒステリー持ちで、まともな時もあるが、基本的に理解できぬ言動が多く、起伏の激しさに身内も相当戸惑っているとのことだった。(その情報、もっと詳しく先に言っといてくれ、って話。)
さて、これからどうしたものか。
心静かに桑田氏のライブを見ている場合じゃないな。
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