2012年7月10日火曜日

私的な上京物語2

昨夜、快晴の東京から、雨交じりの北のマチに帰ってきた。

バス、地下鉄、鉄道、ゆりかもめ、ダッシュ、徒歩、硬軟取り混ぜた多種多様な手段を使い、
詰められるだけの日程を詰めて、周遊してきた。

初日のお台場ライブで、笑うほどの大雨にたたられて、
大袈裟ではなく、ホントに靴が水没したため、
就寝前にドライヤーで強制乾燥を施したが、内部が微妙に変形したようで、以降どうにも足回りが芳しくなく、2日目の昼には足裏に水ぶくれができてしまった。

しかし、そんなことは遥かに超越した、実に楽しい3日間だった。
(微妙に変形した靴は自治体のゴミ分別ルールにしたがい廃棄しようと思う。)

以前に書いたとおり、3年ぶりの関東圏への旅だったが、
この3年の間に大きく変わったのは、こちらの武器。GPS付き携帯ってやつが、映画限定のジャイアンのように、こんな素晴らしい仲間だったのか、と実感させられた。
機械音痴のオジサンでもこうなのだから、もう世の中では、ガイドブックや地図の概念が大きく変わっているんだろう。
(もっとも、それを使っていたのは、私ではなく友人Yである。サンキューです)

2日目、足裏の水ぶくれを気にしながら廻った先は、
これまでの思い入れや経過をたどれば、バレバレであろうが、
たとえば
F-1ファンならば鈴鹿サーキット、
さすがキャプテン!貫禄です
笑点又はボクシングファンならば後楽園ホール、
歌舞伎ファンならば歌舞伎座(そうなのか?)、
という聖地があるように、

桑田氏を観るために上京したとなれば
ファンの聖地である、江ノ電、エボシ岩、茅ヶ崎などを含んだいわゆる「湘南」ということになる。

小雨がそぼ降る午前の早い時間に都内から行動を開始し、
はじめて茅ヶ崎駅に降り立ち、あこがれの街をトコトコ歩き回った。

駅から海に向かって歩き出すと、そこはいきなり「雄三通り」。
キャプテン加山氏なのか?これは大変なことになった、とテンションがあがる。

出会いから20数年。悲願達成!
偶然にも地域のお祭りであったらしく、飾り付けの準備にいそしむ住民の方々の姿が見られた。
道路が狭く、歩道もないが、スルスルと車がいきかい、当たり前の日常の暮らしがあることを感じる。一見の者がズカズカ土足で踏み込んじゃイカンぞ、という気になる。

茅ヶ崎でどうしても見たかったのは、3つあった。
1つ目は、ラチエン通り。サザン初期の名曲「ラチエン通りのシスター」に由来する。あんな美しい曲のモチーフが見たいと思うのは、仕方ないだろう。(あまたの同好の友から「そうだ!そうだ!」の声が聞こえる、ような気がする。)

2つ目は、ラチエン通りを海に向かって歩くと見えるとされる「エボシ岩」。(説明不要でしょ?)

3つ目は、明日以降にとっておこう。実は桑田氏関連ではないのだ。

とにかく、昼から酒を飲めたりする1点をとっても、気ままな旅はホントありがたい。

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