目が冴えて眠れない。
チクチクと気にさわる仕事が続き、たぶん私的な時間にまで侵犯しているのだろう。
場数を踏んできた経験上、こんなときは頭の片隅に思索は巡らせたまま、知らんぷりをするのがいい。夜中に小人が靴を仕上げてくれる寓話があったが、セルフの小人が頭を整理してくれるまで、待つしかない。
なので、知らんぷりして、俺にとっては、どうでもいい別の話を。
特定の個人の悪口は書かないようにしているつもりだが、覚せい剤の容疑で逮捕された清水アキラ氏の息子、清水良太郎容疑者についての話。
30年以上前の、あのねのねが司会をしていた頃から録画してモノマネ番組を見続けている俺としては、彼には、ひとこと言わらさる。ん?方言だな。しかし、言わらさる。それも社会正義のような偉そうな視点でなく、個人的な彼のモノマネ芸への感想ね。
まず、率直に良太郎容疑者のモノマネは、大して似てもおらず、まったく面白くない。番組では優勝したこともあったはずだが、なぜチヤホヤされていたのか、俺にはわからない。
俺が見てきたモノマネは、分かりやすく区分すると、コロッケやアキラ氏のように徹底的にふざけているが、まあ似ているところもある、という路線と、ビジーフォーのように何だかわからんが多分似てるんだろう歌うまいし、という路線、さらにはこりゃソックリだ、と脱帽させられる路線、雑な分け方だが、こんな定型があると思う。
前2者は発想の盲点を突く創意工夫がカギを握っているから独自に成り立つが、脱帽路線では、とにかく相当似てないと成り立たない。
良太郎容疑者は脱帽路線で勝負したかったようだが、ナルシス面が強すぎて、音が入ってこない。しかも無理やり聴いても、結局似てない。人気あったのかな?
本人は二世と言われることに嫌悪していたようだが、そもそもアキラ氏のご子息でなければ、モノマネ番組にも出られなかったのではないか。
あと、これに関連し、美川憲一氏が正義面でフューチャーされているが、過去に、けん一に改名、大麻問題を追及される異様な記者会見、などのチョロい黒歴史を俺は覚えているので、ニヤニヤして終了!