しかし家では聴く暇がなく、クルマを運転する時にコマ切れで聴けるくらいの環境。それも、息子が車内で寝ている束の間、アンパンマンの合間にだ。
うーん。
今になってしみじみ感じるのは、人生に季節があるとすれば、俺は明らかに昔とは違う季節にいる、ということ。
昔あれほど渇望していた桑田氏の新しいアルバムなのに、こんな聴き方をする日が来るとは思いもしなかった。興味がないわけではない。関わり方が変わっていくということだろう。
なんだかんだで、ようやく3回りほど聴けたが、聴くほどに馴染むアルバムだな、というのが率直な感想。冒険もあるが何かの新しい衝撃、というよりは、俯瞰的にうんうん、そうそう、これが正しい桑田路線だよな、という評価。
さなぎは今
蝶になって
きっと誰かの腕の中
若い広場のメロディとこの歌詞に、俺の現在地と高校時代の甘美な思い出が重なった。みんな幸せに暮らしているのだろうか。
桑田氏は年末に向け、ライブも華々しく開催するようだ。季節の変わった俺は、行くことはない。
いずれ、また。
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