読者の皆さんは、またかよ?と思われるだろう。
何度も書いてきたが、そしてまた書くが、ラーメンが好きなのである。
このたび、私が世界で一番美味いと思っているラーメン店が、
場所も新たに(といっても旧店舗の隣地なのだが)リニューアルオープンした。
わかる人にはわかっちゃうだろうけど、
迷惑かけちゃいけないから、今回もバレバレであろうと、岩窟王のごとく店名は伏す。
3月中旬、最後に旧店舗に伺った際、
おかみさんから、
4月の正式オープンの前日午後にプレオープンするから、もしよかったら、とお誘いを受けた。
誰彼かまわず話している様子ではなかったから、
店の関係者か、余程の中毒患者にだけコッソリ教えていたものと思われる。
連日大行列の店である。顔なんか覚えちゃいないだろう、と思いきや、私のルックスが相当に特徴的だからなのか、とにかくお声をかけていただいた。
光栄である。
この上なく光栄である。
どこぞの始球式や、どこぞの栄誉賞や、どこぞの神社をドタドタ走る一番福より、私には断然価値がある(書いていて自分でもよくわからん)。
逆上気味ではあるが、そんな経過もあり、招待客(になるのか?)として、
晴れやかな思いをかかえ、満を持してオープン前日、万難を排し指定された時刻に新店舗に伺った。
行ってみると、旧店舗はすっかり解体され、駐車場のアスファルトも剥がされ、30メートルほど横にズレた場所に、こじんまりとした新しい店が建っていた。すごい変わりようだ。
店には、プレオープンだからか、暖簾は出ていない。
しかし周辺に車は多数停まっている。花の飾りつけも急ピッチのようだ。ここで新しくはじまる、っていう新鮮な空気感が嬉しい。
私も、生意気にも祝花なんかを差し上げて、ゆっくり店内に入る。にこやかにおかみさんと女性スタッフが迎えてくれる。素人目には、動線こそ違うが、席数や壁紙の様子、待合フロアなんかのテイストは、ほぼ以前と一緒に見える。
人気店でも席を増やさず、決まったルーティーンでラーメンを作り続ける、という店主の強い意思を感じる。聞けば、ガス器具やしつらえ品なんかも、できるだけ以前のものをそのまま使っているのだそうだ。浮かれていない感じがこれまた嬉しい。これだもの、やっぱり信用できるよなぁ、と思う。
出てきたラーメンは、変わらずに美味かった。
変わったところといえば、期間限定メニューだった某ラーメンがレギュラーメニューとなったことと、ライスに大中小の軽重がついたこと、それと消費税のせいか若干値上がりしたことか。
誰に言うでもないが、
その席に一番最初に座ってラーメン食べたのは私です、という事実が、今後のひそかな自慢になりそうだ(どの席かは、この場でも申しません)。
翌日は大変な風雨だったが、正規のオープン日。
行列に並んで再食した。
今日も来たのか連日かよ!と私の祝花もどこか恥ずかしそうだった。
ラーメン最高!
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