2012年10月25日木曜日

バス旅の風景

先週末、職場の仲間10数名で毎年恒例の観楓会に赴いた(かんぷうかい:北のマチではよく使う言葉ですが、わからない人の為に解説をすると、秋季に慰労を兼ねて行うレクのことです。楓を観る会、風流な言い方です)。

行き先は道央、旭川富良野方面。貸し切りバスでの1泊旅。
今回の私は、基本的にシガラミノーサンキューの自由な立場。誰かをヨイショする必要もなく(ホントは一部あるんだけど気にしない。する気ない)、幹事じゃないので金を数える必要もなく、ただただ飲んで食って、時折適当にガヤッていればオッケーという感じ(ラクなもんでした)。

シメの旭川ラーメン。うまいよ
行きの車中から飲酒がはじまり、昼食でも飲み放題付きのジンギスカン。夕食も当然の飲み放題付きのコース設定で、さらには2次会も同様の設定。もう酒もメシもイラン!ってほどたらふく飲んで、そして食べた。加えて2次会後のシメは無論、旭川ラーメン。とにかく節操なく、餓鬼のように食い尽くしたナ。

そんな気楽な旅だったので、車中では前日購入した競馬新聞とスマホにインストールしたRadiko(民放ラジオが聴けるアプリです)、それとIPATを駆使して、チビチビ馬券を買うことに。2ヶ月ほど前から予想のスタンスと馬券の買い方を改めたら、ナカナカ具合がよくなった。まだまだ改良の余地もあり、今はそういった工夫が楽しくて仕方ないので、この日も調子に乗って実践買いに走ってみたのだ。


場所が場所だし、そんなにチカラを込めて買うような状況じゃないが(テレビ画面も見られない揺れるバスの中です)、とにかく少し打ってみる。そのうち環境にも慣れ、いいところがポツポツ引っ掛かりはじめる。昼食前の段階で黒字仕舞いの算段が出来上がった。文字どおりの旅打ちだ(意味が違うな)。

実は、自由な立場での参加でありながら、この旅ではひとつの懸念があった。

参加者は皆、職場の狭い範囲の者たちである。いわば皆、素性がわかっている。そうなると、聴かなきゃいけないことや、言わなきゃいけないこと、モノ申すべきことなどが渦巻いてきて、飲んだ勢いで「この際だから言わせてもらうけど」的な物言いがはじまることがある。ひどい場合には禍根を残すことや、その場では収拾がつかなくなることもある。無礼講なんてウソだよな。

私の懸念とは、
自由な立場での参加でありすぎるがゆえ、飲んだ勢いで、日常の素行に問題があり卑怯かつ愚劣な同僚Aに対して、タガが外れて言っちまう、俺ガチでやっちゃうかも・・・というものだった。

Aは「なんのことでございましょうお奉行様」とシラをきるつもりであろうが、
「おうおうおうおう!テメーの悪行三昧、天網恢恢疎にして漏らさず、こっちは全てお見通しよっ!引っ立てぃ!」なのである。とにかく腹に据えかねている状況で、いつ自分の理性が決壊してしまうのか、自信がなかったのだ。

しかし、心配は杞憂に終わった。
酒が入ると奇跡の道化師と化す同僚Bのワンマンショーが開催され、私とAとの接触はうまい具合に阻止されたのだ。こちらは事前に、長州力が腕をグルグル回してラリアットを予告するかのごとく、Aに対してガチイレも辞さず、と一部関係者に漏らしていたので、何らかの配慮があったのかもしれない。

翌日の菊花賞、メンディザバル騎手の鬼気迫る2着死守(レース中に腕を脱臼してたらしいな)のおかげで、3たび物欲の神様がソワソワしだした。

しかし、
それにしてもAよ、君をお白州に座らせることは本意じゃないが、いずれは仕方ないだろうな。

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