私は極端な人間である。
その例を挙げればきりがないが、たとえば、ここ5年ほどで考えると、自宅では、ほとんどテレビを観ていない。
その証拠に、世の中では、いわゆる地デジ完全移行が昨年の夏ごろだったと思うが、これに対応するような策を何一つ立てないまま、今までやってきた。地上波のみ対応のテレビだったから、こちらの欲求云々ではなく、この部屋では物理的に1年以上はテレビを観ることができなかったはずだ。
しかし、全く不便を感じなかった。もともと活字が大好きだし、ラジオが大好きな人間である(今もそうだけど)。どうやら私の生活にテレビは必要ではなかったのだ(だからといって、社会人として一般的に考えれば、異様な環境であろうことは承知している。嗜好の問題だといって声高に語るべきものでもないだろう)。
今の時代、情報なんてインターネット経由でいくらでも入ってくるし、気になる動画もパソコンから視聴できる。つなげばパソコンでテレビが観れる環境でもあった。つないでないけど。・・・何だかずいぶん言い訳めいてるな。テレビがないという事実をもって、潜在的に自分を卑屈にさせる何かがあるのかな?
ところが、である。
先週末に我が家にやってきたビエラ君とディーガ君なのである。
これが、付き合ってみると実に良くできた奴らなのである。
画像は断然綺麗になっているし、いとも簡単にサクサク録画できる。気を利かして、あ、それ録画するんすか?なら、もしよろしければ関連番組も録画しときますぜ!なんていう過剰サービスもついている。
今朝も録りだめた番組から、男気じゃんけん清原4連敗なんていうのをわけもわからず観てしまった。この期に及んで、テレビが人生で一番近距離に入ってきたのである。生活はこうやって変わっていくのだろうか。
勉強しない子供がゲームをとり上げられるように、私にも自主規制が必要となる日が、間違いなく近づいている。
0 件のコメント:
コメントを投稿