2012年9月6日木曜日

無罪放免


昨日の水曜日、3ヶ月に一度の定期検査を受診してきた。
採血の結果、若干の指摘事項があり、次回へ積み残しとなった部分もあったが、トータルでは幸いにして無罪放免となった。これで心置きなく九州へ向かうことができる。

次回の検査(来年1月)は、年に一度の大掛かりなものになる。
CTやらなにやらを1日がかりでバタバタとやることになる。

福島の原発事故以来、放射能の影響を心配してワーワー騒いでいる人々がいるが、まあ、そういう動きも当然だろうな、と思うし、立派だとも思うが、私は医療行為として、既にそっち系を人並み以上に浴びてしまっている。何デシベル(単位がちがうな、これは騒音か?か知らないが、それで生き返らせてもらった立場である。

発病して4年。心を揺さぶられることなく、こうやって健康を確認していくしかない。
この渦の中にいると、意外に淡々としたものだ。

それにしても、今回の診察は、大病院の悲しい慣習なのか予約時刻から大幅に遅れての診察となった。結局、2時間半、待つことになった。当初の診察予約時刻が13時であり、昼食を摂るかどうかの微妙な時間だったこともあって、あとで美味しいもの食べようと、何も摂らずに待っていた。これが結果的には間違いだった。

どんどん腹が減ってくる。隣で幼児が泣き叫んでいる。声の大きい爺さんがワーワー話している。子供に絵本を読み聞かせる母親が、明らかにオーバーランしてオリジナルストーリーを語っている(アンパンマンはそんなにグロい話じゃない。子供もキョトンとしているじゃないか!)。

泣くな坊や、何回同じこと言うんだジジイ、おい母親ちゃんと読めよ!とイライラする。腹が減る、たったそれだけのことで、こっちの耐性は大幅に下がる。メシ食っとけばよかった、としきりに後悔した。

おまけに予定があまりにも狂ってしまい、後段予定していた仕事をキャンセルせざるを得なくなった。こちらの信用を損ねた被害を、一体誰が負ってくれるのだろう。とにかく病院は、非常に疲れるところだ。

仕事のキャンセルで時間がポッカリ空いたので、大型家電店に寄り、スマホ用のヘッドホンを購入した。そんな高価なものではないが、言葉も態度も荒げることなく、品位を保った自分へのせめてもの御褒美だ。

なんだかんだで、甘いな、自分。

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