2013年10月30日水曜日

え?なにそれ?

今日、ちょっとした調べ物があり、マニアしか見ないような専門雑誌を繰っていたら、しばらく連絡をとっていなかった仕事上の知人Sさんが、ニッコリ笑って載っていた。

へー、元気そうじゃん、しばらく逢ってないなぁ、なんて読み進めていたのだが、書かれてある現在の職を見て激しく驚いた。

なんと彼は、私の知らないうちに、
或る自治体の首長になっていた。

彼に最後に逢ったのは、10年くらい前だったか。
私より一回り年長で、同業他社の平社員だった。誠実な人柄なのだが、お世辞にも話は上手ではなく、挨拶の場面では緊張して震えるような人だった。その彼が、今や政治家なのだ。何があったのかは全く知らないが、まさかそっち方面で活躍しているとは。

Sさんスゲーよ。
物理的にあなたの選挙には投票できないが、陰ながら応援していますよ。

驚いたので、更新。


2013年10月29日火曜日

やめる人とやめさせられる人

私がたまたま「タモリ論」なんて本を読みはじめたら、「笑っていいとも」が来年三月で終了することが明らかになった。番組内でタモリ氏自らがサラッと公表したらしい。私がタモリ論を読みはじめたらいいとも終了、なんたるシンクロだろう。←言うほど大したことではない。

いいともが始まった頃、私は小学校の低学年で、B&Bが司会だった「笑ってる場合ですよ」がバタバタと終了し、後番組でいいともがスタートしたことを覚えている。

そのとき少年(私のことです)は、頭がペッタリしたグラサンの怪しいオジサンが仕切る妙な番組に、激しく戸惑ったのも覚えている。子供にはキビシイ面妖だったのか?あれから32年、タモリ氏は飄々としたまま、変わらずにいる。そして去っていく。

かたや、
息子が法に触れる何事かをやらかして、みのもんた氏が報道番組のキャスターを降板する(朝ズバッ!って報道番組だったの?と感じてるのは、とりあえずおいとく)。凄まじいフラッシュが焚かれるなかで、みの氏は晒され放題の会見を行った。映像は正直である。息子が起こした一連の事件は自分にも責任がある、なので番組を降りる、という要旨の会見だったが、そうはいっても無理筋なロジックを世間の波におされて言わされている、納得はしていない、でも納得していると見せないとイカン、というみの氏の本音が垣間見えた(気がする)。

業界では、タモリ氏はイグアナ芸、みの氏は珍プレー好プレーのナレーターの単なる一発屋ではなく、年月を経て相当な大御所にキャリアアップした。

なのに同じ辞めるにしても、かたや辞める、かたや辞めさせられる、というように私には見えている。どっちがどう見えているかは、言うまでもないだろう。無論、タモリ氏にも、みの氏にも、逢ったことも話したこともない。きっと二人とも大層魅力的な人なのだろう。大衆は勝手なものだ。

なんであれ、いいともが終わる。
32年も続いてきた番組が終わる。

昨今言われはじめた「あまロス」なんて比ではない「タモロス」が起こるのか。
後の番組は大変だろうな。

2013年10月28日月曜日

ラーメン師弟関係

やはり、ラーメンが好きなのだ。

話は約一週間前にさかのぼる。仕事がらみの小さな旅で、オホーツク側の都市に出向いた際のことだ。

何度も書いたが、私がこの世で一番美味いと思っているラーメン屋さんは、札幌にある。ここで食べる味噌チャーシューとライス、激しいメタボメシだが、そんなことは一向にかまわない。これが私の至高の食事だ。

このラーメン屋さんで修行した方が、オホーツク地域の或る街で店をやっている。無論、寿司屋さんや天ぷら屋さんじゃない。ラーメン屋さんだ。当たり前か?

名店と謳われる札幌のその店の厨房で働いている人は何人も見てきたが、彼はその中でもテキパキとよく働き、秀でて熱心な若者だった。店主の右腕であり、店主不在のときにひとりで厨房を守っている姿に出くわしたこともあった。この店のファンは多いが、多分これは激レアな体験だろう。

彼は、何故か店主と顔つきが似ているところがあったので、私は心の中でジュニアさんと呼んでいた。札幌のその店には、あらかじめ◯◯日にオホーツク方面に行くので、お弟子さんの店に伺います、と伝えておいた。おかみさんも、忙しい中だったのに、じゃあ連絡しておきます、と朗らかに応じてくれた。どことなく嬉しそうだった。

で、当日。
ちょっとした山あいにある店に向かうと、ジュニアさんは私の顔を見るなり、お久しぶりでした、と明るく挨拶してくれた。私も、変わらずにお元気そうで何よりです、と返した。お決まりの味噌チャーシューとライスを注文した。

数分後、師匠とたがわぬラーメンが目の前に現れた。とても美味かった。師匠に仕込まれた味をベースに、メニューを広げているようでもあった。それと、よく繁盛していた。他人事ながら、とても安心したし、そして嬉しかった。明らかに地元に愛されている店だった。帰り際、店前で、いまやジュニアさんとは呼べない名店の店主と写真を撮った。

先日、札幌に戻り、報告がてらラーメン屋さんに行ってきた。おかみさんに報告し、写真を見せると、ことのほか喜んでくれた。忙しい店主にも後で見せたいからと、写真を引き取って厨房の冷蔵庫に貼った。

おかみさんの言動から、巣立っていった愛する子供を今も応援している親の気持ちが垣間見れた。

ちょっとしたメッセンジャー気分。
悪いもんじゃない。


2013年10月24日木曜日

見舞いのタイミング

敬愛する先輩が、倒れた。

聞こえてくる話では、どうやらアタマ系の急な疾患で、病院に搬送されたようだ。

状況が分からず、してはいけないと思いながら、本人にメールを送ってみた。
すると半日後、入院先から普段どおりの文面で返信があった。なんだかとても申し訳ない。
 
五年前、私が半年間の入院生活を送った際、
体調が悪いときの見舞いの応対、電話、メールの返信は、とにかく億劫だった。
周りが気にかけてくれるのは大変ありがたいのだが、内情はなかなかツラかった。
私の場合、サービス精神がアダとなり、というか、友人が来てくれたことにオダち過ぎて、応対後に体調に異変が起き、快復が遅れることがあった。

むろん病気の軽重にもよるが、
そもそも入院は、どこか悪いところがあるからするのであって、基本姿勢は、静養、である。
そういう想像のもと、こんな時期にメール返信を先輩から受けたことは、やはり申し訳ない。

目下の懸案は、見舞いの時期。
患者にとって負担のかからない時期、かといって逸した感がない時期、これをいつと捉えるのか。なかなか難しいサジ加減だ。

なんでも闇雲に早々に行く、というのは避けるべき、というのが今の私の考えなのだが、果たして・・・。

Aさん、快癒を祈っています。

2013年10月19日土曜日

まだまだ旅は続く

前にも書いたとおり、小さな旅が続いている。

三日前には、台風の影響を恐れながら、風雨ふきすさぶ太平洋の海岸沿いを舐めるように進み、新ひだか町に一泊した。なかなか厳しい旅だった。もう、暴風雨、荒れ放題だもの。仕事が絡まなければこんなとき旅などに出ないところだが、背に腹はかえられない。メシを食うためには仕方ない。

ちょっとズレる話だが、
台風がやってきたとき、人は当たり前のように外出を控えるのに、
同じような気象であろう冬の吹雪の場合には、道産子は結構奔放に外出しちゃう気がする。
厳冬期のほうが、断然危ないって。ジャッジが甘いのはなぜなんだろう?

で、話はもどる。
疲れて蓄積しているのか、体調がすぐれない。マスクも、うがいも、効き目がない。

今日は、オホーツク海をのぞむ町に滞在しているのだが、
仲間と二次会に向かうべき流れであるのに、ひとり早々に切り上げてホテルに戻った。
気に食わない奴が調子にのってヘラヘラしているのが嫌だったというのもあったが、それだけが理由でないのは、自分がよくわかっている。昨夜は、午前1時すぎまでススキノにいたし、今日も遠距離の移動を経て、この町に来た。本能的に早く横になりたかった。

そんなわけで、ユンケルの高いやつを飲んで寝ます。
これにて失礼。グッナイ。


2013年10月14日月曜日

キョンキョンと薬師丸

三連休の最後の日、
今年は今日が体育の日なんだそうだ。

同志なら言わずとわかるであろう。違和感ばかりの10月14日、体育の日。
なんだかなぁ。なじめないよなぁ。

ま、それはおいといて。

今日は特に予定がなかった。
家でダラダラとテレビを見ていたら、某国営放送で、朝ドラ「あまちゃん」のダイジェスト版というか総集編というか、そんな番組をやっていた。

あらすじはなんとなく知っていたが、世の中の盛り上がりとは裏腹に、真剣に見たことがなかったので、今更ながらではあるけれど、あまちゃん見ました。

なるほど。面白いです。
80年代を懐古する筋書き、ちょうど俺ら世代にアジャストするんだなあ(脚本のクドカン氏は俺の1コ上のはずだ)。

垢抜けない原石のままの主人公のアキちゃん(天然?)、いいねぇ。片桐はいり嬢(電車で遭遇したことがある)も荒川良々氏(素性は知らん)も美保純嬢(ピンクのカーテン)も杉本哲太氏(自転車泥棒)も、みんないい。キョンキョンが母親、なんて夢のようだよな。

ただ、私のように一気に見てしまうより、毎日細切れに見たほうが、断然いい。
もっと、ドキドキワクワクするはず。うまいとこで「つづく」ってなる感じ。
そうやって人気が高まったんだろうな。

ちなみに私、
高校三年の頃、厚生年金会館でアイドル時代のキョンキョンを見ました。アンコールで水着でステージに出てきたのには驚いたな。ホントかな?妄想少年の夢だったのかな?

それと薬師丸さん、若い頃よりイイ。
鼻をふくらませて歌っていた若い頃より、今のほうが断然いい。淑女って感じ。
それにしても、昔は何故あんなに鼻をふくらませて歌っていたんだろうね?俺は正直、嫌いだった。角川3人娘なら、断然原田知世派だった。ちなみに、たのきんトリオなら、僅差でマッチさん派だった。それと、マッチさん、って言い方は、ちょっと小馬鹿にしています。単にマッチ、といえば「マ」にアクセントだが、マッチさん、といえば「さ」にアクセントになるジャニーズっぽい言い方、俺は馬鹿にしてる。

なお、
キョンキョンの一番の名曲はスターダストメモリー、次点で快盗ルビー
薬師丸さんの一番の名曲は、あなたを・もっと・知りたくて、の一択だ。
このブログでは、異論は認めません。

それにしても
お二方とも、トシとっても
いい女だ。

2013年10月12日土曜日

限定ラーメンを食す

ラーメンが大好物である。

正確に数えてはいないが、週に二回は食べるとして、年100杯以上は食べているだろうか?
撮りためた画像もけっこうあるし、今度ラーメン特集でもやってみるか?

それより、年100杯?
俺ぁそんなにラーメン食べているのか?ズシンとくる恐ろしい数字だな。ドロドロだ。
まあいいか。いや、よくないか。

そんな私が、世の中で一番美味しいと感じているラーメン店がある。通い続けて十年以上。名前は伏せるがタウン誌でラーメン特集を組めば常に名前が上がる有名店であるし、ラーメン好きなら一度は足を運んでいるはずだ(何度も書いてきたので、わかっちゃう人は多いはずだ)。

私がそこで注文するのは、味噌チャーシューとライス。いつ食べてもスープまで飲み切るほど狂おしい存在だ。そのためなら、多少のメタボは厭わないし、暑さ寒さ風雪に耐え長時間並ぶのだって、かまわない。

そのお気に入りのラーメン店で、
期間限定で2種のメニューが楽しめるとの情報を聞きつけ、懲りずに2日連続で通ってきた。この限定メニューは、過去に一度やっていた(これも書いたことがあったはず。過去ブログ参照ください。)ことがあり、無論その際にも食べたのだが、今回はさらに改良が加えられているのだという。

さっそく、限定メニューを注文する(チャーシューは載せてます!)。

フーフー
ズルズルっ!
まず、ハズレがない。
奥が深い。
美味い!

店主は、奥まったところでひたすらラーメンを作り、配膳関係はおかみさんや店員さんが一切やるので、店主とは十年以上も直接話す機会がない。
仕事ぶりを見ればわかることだが、きっとシャイで真面目な人なんだと思う。最近では、(きっと)意に沿わない(はずの)メディアへの露出が目立ってきた。

また腹へってきた。
明日も行こうかしら。
ドロドロ。




2013年10月11日金曜日

旅が続くなぁ

小さな旅が続いている。

先週は苫小牧にいた。
昨日今日は、剣淵、和寒、当麻あたり。
来週には浦河、三石あたりから週末はグンと北見のほうへ。
ありがたくも、いずれの夜も宴席付きだ。
おまけに地元に戻れば、日々飲み会も入っている。
 
大病以来、身体は強くないので、たとえ小旅でも、うがい薬持参、ホテルではマスク着用で就寝するなど、極めて小さいことを怠らずにやっている。旅を楽しいものにするには、なにより体調。連続するジグザグ旅には有効である。

昨夜、宿泊先で明らかに酒乱なオヤジに場を乱され、大変困惑したのだが、今朝もスッキリ起床。

朝焼けが綺麗だった。





2013年10月7日月曜日

オルフェ完敗(2度目の凱旋門賞)

日本時間の6日深夜、フランスで競馬界最高峰のレース、凱旋門賞が行われた。

日本からは昨年の同レースで二着の国内現役最強馬オルフェーブルと今年の日本ダービー馬キズナの二頭が挑んだのだが、結果からいうと、それぞれ二着、四着に敗れた。1920年のレース創設以来、欧州馬以外が勝ったことがないこのレース、今度こそ日本馬の優勝が期待できるとして随分注目が集まっていたが、まあ、確かに良い成績ではあるが、見たところ優勝には程遠い完敗であった。

当たり前だが、
競馬は一頭で走るものではなく、複数頭出走する各馬の相対的な強さ弱さによって結果が決まるもので、仮にその馬が生涯最高のレースをしても、それ以上に強い馬がいれば負けてしまう、まあ馬運というか、巡り合わせがある。

今回勝った馬は、地元フランスの三歳牝馬トレヴ。まずもって強かった。他陣営から文句など出るはずもないほどの完勝だった。

勝負にタラレバは禁句だが、
昨年のレースに今の大人びたオルフェーブルが出ていたなら、たぶんおそらく・・・と思うと、しみじみ巡り合わせ、馬運を思わざるを得ない。

来年には、現役屈指のスタミナを誇るゴールドシップ陣営が参戦する意向を示した。
個人的には同馬の今年の挑戦が見たかったが、陣営が進むであろう来年の凱旋門賞、巡り合わせ、馬運の振り子はどちらに振れるのだろう。

それと、巷ではフジテレビの凱旋門賞中継に芸人が出過ぎとツイートした競馬記者の件で、なにやら物議を醸しているようだ。私も記者に同意見だな。

2013年10月6日日曜日

九州ラーメン

まだ、かの旅の話である。

福岡のホテルに泊まり、朝はやく散歩をしていたら、朝からというか、もしかしたら24時間営業かもしれないラーメン屋に出くわした。有名らしいラーメン屋の本店とのこと。

九州ラーメンには過去旅で、
たしかあれは鹿児島だったが、
歴史的惨敗を喫したことがあった。

リンクをうまく貼れないので、興味と時間のある方は本ブログを遡っていただきたい。
深夜に飛び込みで入った店で、箸が止まり、七割残したにもかかわらず仲間の一人が体調を激しく崩すほどの激烈な勝負だった。

この記憶を払拭するために、私はひとり、店に突入した。
九州ラーメン!勝負だ!

で、結論(私の嗜好なので、あらかじめあしからず)。
北海道のラーメンとは系統はまったく違うが、
ちゃんとした店の九州ラーメンは、美味しく食べられるます。

2013年10月2日水曜日

安芸の宮島

さて、広島旅の続きである。

かねてより
海中にそびえる朱色の鳥居を一度この目で見たいと思っていたのである。

安芸の宮島
厳島神社である。

なにゆえ、海の中にポツンと、あんなことになっているのか?
美しいとか荘厳とか、そういうことも確かに思うが、そもそもそういうのではなくて、ただただ不思議だったのである。

そして、神社に着いた時には、たまたま引き潮で、鳥居まで歩くことができ、じかに触れることができた。朱に塗られた、明らかな木でした。ペタペタ触っちゃいました。

引いたおみくじは末吉だったが、念願がかなったのだから、大吉です。





2013年10月1日火曜日

旅からかえってきた

気のおけない仲間達で広島から福岡へ、三泊四日のアテのない旅に出掛けてきた。

私にとって広島県はまったくの未開の地、初上陸だった。昼からダラダラ呑んで歩き回るスケジュールで、日常を忘れて楽しんだ。

初日、特に楽しみにしていたのは、広島風お好み焼き。
地元でも有名な店に駆け込み、目の前の鉄板でジュウジュウ焼けていくさまを飽きることなく見てきた。山盛りのキャベツとモヤシ、それに中華麺が加わり、約20分かけて一枚が出来上がる。

オタフクソースとマヨネーズを振りかけて、小さなコテを駆使し、アツアツをハフハフいって口に放り込む。

うまい!
あつい!

ビールをクイッとあおり、口中を冷やしつつ、しばしウットリする。あとはひたすら、これの繰り返し。

しかし後半、キャベツと麺のボリュームに押され気味になり、ヨロヨロしながら一枚完食。楽々食べ切れる、と安易に考えていたが、いきなりズシンと腹にたまる不思議な体験となった。

次回以降、こんな風に何回か旅の思い出を書きつけるかもしれません。

いや、書かないかな?