2014年5月13日火曜日

山岡が鼻血を出した

タイトルの件について、世の中なんだか騒がしい。

このブログもしばらく間隔が空いたので、そろそろ何か書かなきゃイカンと思っていた。
何ゆえの義務感かは、自分でもよくわからない。
けど、そう思っていた。

当初、こんな話題でそろそろ書こう、と思っていたのが、
①横浜中村ノリ選手が中畑監督批判で2軍へ
②ザックジャパンW杯布陣決定
③ふっくん夫妻がよくわからん事態に
みたいな感じだった。

①では、チームプレイに徹しきれないベテラン選手の驕りを舌鋒鋭く追及しようと思っていたし(ウソです)、
②では、W杯を目の前にしても何か盛り上がりにかける現況を憂おうと思っていたし(これもウソです)、
③では、いいトシこいたオジさんが「ふっくん」と呼ばれる哀しさと元B級アイドル夫人の思い上がりを糾弾しようと思っていた(これはホント)。

けど、世の中的に
やはり山岡が鼻血を出した件なのである。
ビッグコミックスピリッツに掲載の漫画「美味しんぼ」がいま何かと話題になっている。

もともとスピリッツ誌は、私が学生の頃の愛読誌であり、
特に「伝染るんです。」、
その少し前の「コージ苑」なんかのシュールでジワジワくる作品を楽しみにしていた。

毎週月曜(だったか?)、
今は無き琴似のくすみ書房の入り口左側の雑誌コーナーで立ち読みしていたのを思い出す。
購入せず毎度立ち読みで済ませていたことが、たとえわずかであろうとくすみ書房の財務の体力を奪っていたのかもしれないと思うと、スマンことをしたと感じるが、こっちも当時金欠学生で必死だった。許してつかあさい。

そんなわけで、
最近の話題性及び永年の慣例に従い、久方ぶりに同誌を立ち読みしてみた。
今回の内容は(あまり書いちゃいけないかもしれないので、ざらっとあらすじのみ)、福島を訪ねていた山岡は、ひどく疲れを感じ、鼻血も出る状況だったのだが、地元の関係者によると、その原因は被ばくしたからです、福島には住まないほうがいい、と言われたというものである。

そもそも、私と「美味しんぼ」の間柄は、
山岡士郎と実父の海原雄山が仲違いし、
食べ物バトルの末、骨肉の争いを繰り広げるが、

そのうち山岡は同僚の栗田と結婚、子供も産まれ、雄山との確執も和らぎ、
勤務先でも後進に道を譲るようにみえ、しかし何かと軸がぶれて迷走し、

一体主役が誰なんだ?みたいな感じになり、
結局全国行脚してみようか、そののちは不詳です、
という関係だった。

さらに関係ないけど、ファミコンのソフトも持っていた。
最後にアンコウを吊るしてさばくと終了するクソゲーだった。

おそらく、漫画自体は、もう十年以上は見たことがない。

そんなわけで、鼻血うんぬんより、率直な感想として
『あら「美味しんぼ」ってこんな漫画だったのね』と思いました。
山岡の人相も若干変わっていたな。山岡、太ったのかな?

世間では先週あたりから、
山岡鼻血問題で、論理と情緒が混在して議論を呼び、
 
「福島にそんな奴はいない」
「いる。実際俺がそうだ」
「風評被害で遺憾である」
「こっちは取材に基づき描いてますから」
「それでも、遺憾で残念だ」
「フィクションだからいいんじゃない」
「表現の自由があるだろ」などと、
 
話題は拡散し、ついには政府筋まで遺憾の意を表明するほどになった。

私なんぞは、
表現の方法などが適当なのかどうかがわからないが、それは置いといて、こういう考えの人もいるんだ、ってことで捉えましょうという立場。なんであれ、きっと、作者なりの真実ってことなんだろう。実際ウソなのかホントなのか、それはわからないけど、作者はそう感じたのだろう。

それより、美味しんぼは、もっとうまいラーメンの作り方を教えてくれないと困る。
こんなことで、世情を斬らんでいいからさ。

そもそも、そんなに影響力があるものなのかね?

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