2013年12月15日日曜日

吹雪にやられる。そして徳永英明ライブ。

やられたのである。
いきなり真冬の洗礼。
猛吹雪である。

金曜夜にすすきので忘年会が予定されていたが、どうあがいても出先から戻ることができず、泣く泣くドタキャンした。泣く泣くどころか、車を運転していて、ホワイトアウトに出くわして、前が全く見えん。ホントに泣いた。涙が出た。

ワイパーもきかぬ視界不良なのに、
なぜか前方の信号の黄色が、ヤケに大きく見える。
そして、いつまでたっても赤にならない。
不思議だ、と思っていたら、それは信号機ではなくて、道路沿線にあるホクレンのガソリンスタンドの看板だった。どうやら既に真っ直ぐも走れていなくて、危うく突っ込むところだったらしい。スタンドに屋根があって、それでわずかに雪の遮断が緩んでいて、黄色の発色が見えていたのだ。

もうそんな季節なんだなあ、ヤバイなあ。
雪のない世界の人には、この感覚は伝わらないだろうし、想像もできないだろう。
こんな体験は、どんなに俺にとって嫌な奴であっても、いっぺんやってみたら?とはお勧めできない。そんなホトケゴコロすら出る恐怖体験なのだ。

忘年会ドタキャンは、実は俺だけではなく、遠方からの参加予定者全員だった。そりゃそうだ。あの暴風雪だもの。幹事が全キャンセルし、お店にカクカクシカジカ事情を話し、お代は不要にしてもらった。なんとも太っ腹な対応だ。お店様、この埋め合わせは必ずしますね。どうもありがとう。

それで、穏やかな昨夜(土)は、德永英明氏のライブを鑑賞。
俺は全くの初見。正直、あまり歌も承知していないニワカ。
そんな俺でも、これは知ってるぜ、と思っていた「輝きながら」は歌ってくれない始末だ。
連れも、俺を誘っといて、初見だという。なんだそりゃ。

合間のトークによると、
彼も昨日の悪天候の影響で、千歳上空で一時間以上旋回させられ、着陸後も札幌への移動に六時間も要したそうだ(ウトウトしていたから違うかもしれん。六時間はかかり過ぎだ)。会場内は、客の七割が中年女性というアウェー感満タンな環境。旧厚生年金会館のすごく右側の上のほうで二時間弱、知らない楽曲ばかりだが、十分楽しんだ。

それと、歌は知らずとも、大した歌唱力、というのは俺にもわかった。
もっとガラガラ声かと思っていたが、存外ソフトでいい声。ガヤめいた声援もサラリとかわす立ち振る舞い。そして声もさることながら、德永氏の手、指先の動き、ステップの踏み方(内股でリズムを取る)に彼特有の個性を強く感じた。

その後、手羽先で有名な居酒屋で食事。
いつもながらに、手羽先の到着が遅い。凍ったイカ刺しとビールの段階で昇天した。

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