2013年9月27日金曜日

楽天優勝

東北に奇跡が起こった。
昨夜、楽天がパリーグの優勝を果たしたのだ。

近鉄球団が消滅した際、
ホリエモン騒動でガチャガチャに揺れながら、極端にいえば残滓として誕生したのが、いまの楽天である。もう10年くらい経つのか。イーグルスでいいじゃん、ゴールデンイーグルスは長いって、と感じたのを思い出す。

当時、本来は兄弟ながら、ドラえもんとドラミちゃんの関係の如く、
基本、良質なエキスで造られたドラミちゃんがオリックス、平凡なドラえもんはホリエモンではなくて楽天へ流れていった。選手のセレクトはそんな理不尽な振り分けだった覚えがある。

今年の勝因はいろいろあるのだろうが、
楽天自体の戦力の充実(マー君のミラクルぶりはどうだ!)はもちろん大前提にあるにせよ、
他球団から軽視された状況で今期をスタートできたのが大きかったのでは?と思っている。

スイスイと勢いをつけ始め、独走をはじめた時に、他球団がようやく事の重大さに気付いた、というカツラギエース(わかりにくいか?)のような逃走劇。昨年優勝の日本ハムが最下位である現実をみれば、プロの技量をもってすれば、ボタンの掛け違えひとつで結果はたやすく流転する。
 
おめでとう東北のみなさん!
どうぞ存分に、余韻に浸ってください。

2013年9月26日木曜日

おかげさまで100回目

このブログを開設して、今回で100回目の投稿となった。

読者の皆さま、ご愛顧ありがとうございます。

気の向くまま細々と書きつけてきたが、改めて三ケタにのぼる拙い文章を読み返すと、時々の勢いで書いているために、荒削りな、熟していない生煮え文があまりに多いことに恥じいるばかりである。

自分への約束事として、書きつける時間は一回につき集中して30分まで、と決めている。甘い人間なのでルール違反の回もあるが、基本的にはそうしている。

長文になるときもあるし、溜息のような短文のときもある。コンスタントに量産できれば新たな展開もあるのだろうが、日々の暮らしとのバランスを考えると、今のところは、これくらいが丁度よい。

もともとは、
自分が大病で死にかけたことをきっかけに始めたブログ。

これからも死なない程度にがんばります。
読者の皆さま、本当にありがとう。

2013年9月25日水曜日

ああ、JR北海道

すでに他界してしまったけど、私には国鉄マンの伯父がいた。
 
物心がついたときにはもう定年退職していたが、相次ぐJR北海道の事故やら不祥事やらの報道を見るにつけ、急に想い出した話がある。ン10年以上前の子供のころに聴いたおぼろげな話だから、仔細に誤りがあるかもしれないが、ちょっと書いてみる。

伯父は国鉄で車掌をしていた。
ある冬の深夜、運転手と貨物列車に乗車していた。
ところが夜勤の疲れでウツラウツラと居眠りをしてしまった。急に大きくガックンと列車が揺れ、目を覚ました。列車は某駅に到着していた。列車が揺れたのは間違いないが、むろん脱線したわけではない。しかし駅に到着する間際に感じる、減速のための揺れではなかった。じゃあ、あの揺れはいったい何だったのだ?と不思議に思っていたが、後任の車掌に荷物の引き継ぎを行う際に、青ざめた。貨物列車には郵便も乗せられており、たまたま30万円ほどの現金書留も運んでいた。それら一切が失せていたのだ(もちろん自分は盗っちゃいない)。そしてあの揺れ、あれは犯人が自分をまたぐか何かした際の揺れだったのだろう。警察の取り調べを受け、冷静に考えると重要参考人が自分であることに気づいた。何度も何度も警察に事情を聞かれた。それから数か月、家に帰ると向かいの電柱の陰に張り込みの刑事がいたり、近所の食堂に入ると店主から刑事が聞き込みに来たと教えられたりした。明らかに追っ手が迫ってきている。異様な包囲網に怯える日々が続いた。それから半年後、ようやく犯人がつかまった。犯人の正体は、停車した駅の副駅長だったという。しかし不思議と新聞沙汰にはならず、ウヤムヤのうちに決着がはかられた。どんなチカラが働いたのか------。

一般的な住民感情としてモノを考えると
企業への猛烈な怒りや失望は、
副駅長のような手癖の悪い個人が起こす不祥事と、
それを組織ぐるみで隠ぺいしようとする企業体質が連鎖することで、何倍にも増幅する。

また、企業自体がアホになったフリをして、善意の第3者、というスタンスを少しでもとろうものなら、ほころびが露わになったときに一気に信用を失う。しみじみ思うが、バレなきゃいいという隠ぺいありきの考え方は、バレたらホント危険だな。一気にパンドラの箱が開いてしまうんだもの。

いまJR北海道には、ビシビシと厳しい批判が出ているし、それは当然であろうとも思う。しかし、だからといって、JRに乗らない、って選択肢は、道民にはない。冬こそJRって自分らでも宣伝してるとおりである。異論はない。

とにかく、どんだけお偉いのかは知らないけど、
JR北海道さん、たのむから、しっかりやってください。

2013年9月23日月曜日

三連休

秋の二度目の三連休、夏バテでクタクタになった身体周辺のケアにつとめてきた。

まず、マクラ。
昨年秋、諭吉様が三人以上財布から飛び出していった特注品。最近、なんだか高さが合わなくて朝起きるとゴキゴキ首が痛かった。

クルマで三十分、マクラをかかえて店に出向き、事情を話す。内包されたスポンジ?みたいなやつを詰め替えたり足したり、バランスをとり、試しに寝転がる。二度三度繰り返し、ピタッと完了。

一年も経つと、アタマの重みでマクラ沈み込むらしい。考えてみれば当たり前だわな。

次に半年ぶりの酸素カプセルとマッサージ。カプセルに入り気圧を上げ、シューシュー酸素を浴びてると、代謝がいいのか悪いのか、密封されたカプセル内部がデブ曇りして、外が見えなくなった。暑い。

で、マッサージ。
首がモゲる、ってくらいゴリゴリとチカラ強く攻められる。痛いところにズブズブと指が食い込む。次に肩甲骨まわりから背骨に沿って腰、太腿、ふくらはぎ、足裏まで。イタキモチイイ小一時間。私はお客の中でも相当上位にランクされるコリコリなお客様だそうな。

やられまくりでボーッとしながら、二年連続のオータムフェストのスケジュール。

道産子でよかった!



2013年9月14日土曜日

一年ぶりの食事会

帰国した妹夫妻と、約一年ぶりに食事をしてきた。なかなか元気そうで、特に外国かぶれした様子もなく、謙虚な二人の佇まいは、以前と何も変わっていなかった。

去る三月のボストンでのテロ事件の巻き込まれ体験をじかに聞いたが、当日はテレビを見ていたわけではなかったので、何のことやらよくわからなかったという。それより事件発生後、犯人が民家の集落に逃げ込んでいる、との情報が駆け巡り、とても不気味だったそうだ。

それと、
良くも悪くもアベノミクス効果により、為替レートが急に円安にシフトし、海外での生活に直撃したらしい。

詳しくはわからんが、いままでボストンで1ドルのモノを90円で買っていたのに、アベノミクス効果で100円になった、ということが、万事繰り返しだったのだろう。そもそも政権交代自体が考えもしなかったことだろう。すっかり忘れていたが、世の中いろいろあった一年だったんだな。

とにかく無事に帰ってきた。
両親の安堵した顔にホッとした夜だった。

2013年9月13日金曜日

急にカツラを脱ぐな!(怒)

カツラを装着している知人が数名いる。
無論、とがめるようなことではない。
それによって潤っている企業もある。かぶりたい奴はかぶればいい。

しかし、そもそものハナシ。

ハゲで悪いのか!
俺のハゲでお前に何らかの不幸を与えたのか!
こっちはそれなりに幸せにやってるんだ!
俺は絶対にカブらんぞ!

・・・いかん、ちょっと取り乱しました。スマン。

カツラのハナシに戻る。
俺の近隣の装着者は、いずれも見た目バレバレのカツラーなのだが、
世の中にはタブーがあって、
どんなにバレズラーであっても、スルーするのがルールである。
それが大人のたしなみである。

いや、ちょっとまてよ。
もしかしたら巧妙精緻を極めた装飾で、世にバレてない奴もいるかも知れん。
俺の知らない身近なカツラーがいるのかもしれない。ターゲットをバレズラーに絞るのは危険なのか?そう考えると、軽いめまいとともに深淵に堕ちていくようだ。嗚呼、カツラーおそるべし。

ひと月ほど前、そんなカツラーの知人が入院した(バレズラー方面の人です)。
先日、快癒が近いということで見舞いに行ったのだが、とんでもない衝撃を受けて帰宅した。
 
すなわち、予告なしに丸々脱いでいたのである。
病院の決まりなのか、圧倒的にむき出しの姿なのである。
彼の患った病気の部位と頭部は無関係のはずなのに、だ。
先遣隊は、誰も教えてくれなかった。

ゆでたまご
花札20のボンズ
とにかく表現が難しい。
 
そもそも知人カツラーとはいえど、俺が懐中に飛び込むほどの間柄ではない。
まして俺より年長者、商売的にも俺への影響が大きい人だ。

この気まずさをどう表現したらいいのか。
ひたすら無言の俺。亜空間殺法を繰り出され、手足を封じられた状態。
ちょっとした善意の見舞いが招いた、ハイレートなピンチ。

そして、
いくら待っても、カツラー本人はそこに触れる様子はない。むしろ涼しい顔だ。
うむ、貴様・・・
こんな明らかな激変を
まさか、まさか、なかったことにしろとでもいうのか?

おそろしい攻撃だ。手も足も出んじゃないか。

ならばこちらも、その土俵で勝負するしかない。
そこには触れない会話をする。徹底的にする。
病気が治って何よりだ、と壊れた機械のように繰り返す。

勝負はついた。
俺の完敗だ。

疲労困憊の帰り際、
カツラーは小声で
「これから先は、これでいくから。似合うべ?」
と、のたまった。

おい!
まずもって、それを先に言えよ!
それが、人として生きる道だろ!

2013年9月12日木曜日

原田宗典逮捕に思う

作家の原田宗典氏が、覚せい剤と大麻の所持容疑で逮捕されていたことが、9日明らかになった。

私は作家を神格化するものではないし、一寸先は闇だと思っているので、原田氏に裏切られたとか、信じていたのに、なんていう甘い意識は全くないが、ショックではある。驚いてもいる。

世代によって受け止め方は違うだろうが、
私らの世代で本が好きな人は、原田氏の爆笑エッセイの衝撃をリアルタイムで体験している。小説ジャンルから原田氏を知った人は相当な本読みだろうし、その数は圧倒的に少ないだろうと思う。やはり、氏の一般的な入口はエッセイだろう。むろん私もそうであった。だからこそ、あんな面白エッセイを書く人が、こう堕ちていくのか、という落差には、驚きを禁じ得ない。

原田氏は、長い間躁うつ病を患っており、そのせいか近年では上梓される作品が激減していた。私生活においては良からぬ噂、というかいかにも作家らしい噂が流布されていたし、公式ホームページもいつしか無くなっていた。今では、妹のマハ氏の健筆が目立っている。兄貴のプライドを揺さぶられるようなこともあったのか?

勝手な印象だが、いっとき稀な才能が脚光を浴び、笑えるエッセイの大量生産を求められ、本意でないのに枯渇してもまだ求められ、袋小路で往生した、という風に見える。

いずれにせよ、作品に罪はない。
罪を犯したのは作家本人である。

原田氏は戻ってこれるのだろうか?

2013年9月11日水曜日

東北から帰りました

仕事で東北に行ってきた。主に仙台あたり。
仕事でありながら、ずいぶんと先方に歓待いただいて、濃密な三日間を過ごした。
間違いなく、社長の随行一派だったからだが、それにしても、大歓待だった。

個人的に震災後、初めての東北。
郊外に行けば、まだまだ震災の爪跡が見受けられたが、進捗の速度はどうあれ、復興は確実に進んでいるようにみえた。ただ、現状を知らないので、軽々に述べることは避けたい。

千歳・仙台間は定員50人ほどのコンパクトな飛行機(専門的なことはわからん)で、ことのほか座席が狭く、腰痛もちの私にはツライところがあった。いったところでどうにもならんけど、ツラかった。

毎夜サロンパス臭を漂わせてホテルに滞在したが、本格的なダメージは、体験上必ず後刻やってくる。先手を打って久々に酸素カプセルに入ってこようか。

それと、わかったこと。
仙台名物の牛タンは、うまい!

2013年9月3日火曜日

無事に帰国

幾分涼しくなり、秋の気配がみえてきた。
ラジオからは定番の竹内まりや「セプテンバー」が流れるのを聴いた。
そう、もう9月なのだ。

昨日、今年はじめての梨を食べた。
ジュワッと果汁があふれた。俺は梨が大好きだ。

妹夫妻が一年ぶりに帰国した。
旦那の仕事の関係でアメリカボストンを拠点として、ヨーロッパ数カ国を巡ってきたとのこと。とにかく無事でよかった。いずれゆっくり話す機会もあるだろう。

さて、今週末は仕事で東北地方に赴く。
なぜか俺にも白羽の矢が立ち、新社長に随行する数名のうちの一人となった。
近頃、内勤が多いので、このセレクトは意外であった。

ま、巡り合わせには抗いようがない。
こっそり美味いものでも食べてこようか。