11月も半ばに入り、ようやく今月はじめての更新である。
7月以降、月別の更新回数を見ると、明らかに右肩下がりのジリ貧状態になっている。
ネタ切れかよ?と思われる方もいるだろう。
飽きたのか?と思われる方もいるだろう。
貴様の筆力では、もはやここまでよ、と思われる方もいるだろう。
けど、ちがう。
ちがう、ちがう、そうじゃ、そうじゃない。
実際には書けてないけど、そうじゃない。
このごろ私の周りには、なにかと面白い出来事が連続して起こり、書きたいネタ、あるいは、書いたらヤバイよなあ、という微妙なやつが、けっこう溜まっている。たとえば、失踪、不倫、すっぽかし、アホになったふり、本当のアホ、などなど(身近で読んでる人、察してくれ)。
しかし、逆にいろんなことがありすぎるがゆえ、帰宅してもPCを立ち上げる気力がわかず、気がつくと連日、テレビのリモコンばかりを手にしているのが実情だ。テレビってこわいな(ディーガ君がいろんなもの録画してくれるから、セットしたこっちのほうが追いつかない。「相棒」なんて4週分も見てないままだ)。
そんな11月、商売柄、土日は定休のはずなのだが、いろいろあって2週続けて休日出勤となった。出勤したうちの1週は、小さい組織ながらも来春に新入社員を採用するための、入社試験の手伝いだった。詳細に書いてもあれなので(何なんだ?)、仮に5名の受験者がいて、1名を採用するという条件であった、としよう。無論、私には採用権限はないが、所管部門から頼まれて人物評価をして、点数を付ける作業をした(直接的な影響はないが間接的に一応の参考にするそうだ)。
その中で、何をどう間違ったのか、うちも大した組織じゃないが、君は何故うちを志望した?という人物が混在していた。若者らしい覇気がなく、言動も無責任でだらしない、作文は意味不明、字も汚い(私にはそう見えた)。当然、自信満々で辛い点を付けた。二度と会うこともないだろう、とも思った。
ところが、である。
その人物が、採用内定となったのである。
ん?そこまで俺の見る目が乖離しているか?と自分のセンスにあせった。
しかし、集計表を見たところ、再度、ん?となった。その人物にだけ、かつてのボクシングの世界戦を思い出させる、どんだけ買収したらこんな点がつくんだ?という露骨な数字が踊っていた。
氏名を確認したら、これまた、ん?となった。
この地域でけっこうな縁故関係をもつ有力者の姓である。おまけに、私はかつてそいつの血族(多分、実父だ)に激しく厭な思いをさせられた過去がある(気づかれぬように仕事でキッチリやり返してやったことがある)。とにかく、こいつが内定となるのは、こいつのチカラじゃない。血のチカラだ(もう断言しちゃうぞ)。
出来レースなら、ほかの受験者に失礼きわまりない。こんな大人たちの一味として、申し訳なく思う。社会の成り立ちの一部を見せつけられた厭な一日だった。
苦いぜ。
0 件のコメント:
コメントを投稿