2018年11月28日水曜日

採用試験顛末

もう10日も前になるが、我が社の採用試験が終わった。
成り行き上、受験者50人の面接をした。

ホントいろんな人がいる。磨耗する。
一応、高卒、大学卒なら素材重視、社会人転職組なら即戦力になるかを考慮するものだが、なにより大事なのは、人としていかに普通であるか、ということ。長い目で見ると、結局そこに尽きる。それと、原石は磨かれることで輝くもので、すでに輝いているものの伸びしろは怪しい。

他社との併願で受験した者がいた。
学業の成績が良く課題の作文もなかなか。ハナシをしても、的を射た答えが無理することなく返ってくる。メッキではなく地金が素直で性格も良い。アタマひとつどころか、圧倒的に群を抜いている。将来性を買えば、まあ普通に当確だ。

しかし、面接の最後に、仮に我が社と他社の両方受かっても我が社に来てくれるの?と尋ねたら、いえ他社に行きます、他社で落ちたらこちらに来ます、と毅然と言われた。まさに毅然と、である。本来なら大減点だが、惜しいのだ。おそらく、他社に受かることは間違いない。うちを辞退するのはわかっている。よって縁なくバツとする。

泣いて馬謖を斬る。
謎めいた言葉の意味がようやくつながる。

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