2018年11月17日土曜日

縁があれば

毎年、この時期は
我が社の採用試験受験者の作文を読む日々が続く。

筆記を突破して面接まで進んできたのは、今年は約50人。いわゆる足切りのラインを上げたのに、この人数。少数精鋭のわが社にとっては、受験者が多いのはそれだけでありがたい。ただ、興味のない文章を読み続けるのは、正直ツライ。大学教授のゼミレポの採点や、文学賞の全応募作品を読みこなす審査員の気持ちに通じるようなイメージ。必死に書いている相手の気持ちや透けて見える素性をこちらも必死で汲み取るような作業が延々と続くのだ。

原石とは、よく言ったもので、とにかく文章が粗い。
そして、どこで教わるのか、内容には特徴がなく総花的なものばかり。
それでも向こう様はなんの責任もなく、素材を見極めることは、こちらの責任。社風に合うか、真面目な人か、学力だけがある人か、性格だけが良い人か、こちらが逆に試される。

一通り読み終えたら、あとは、面接。
泣いて馬謖を斬る。
意味あってるか?

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