2015年5月24日日曜日

オークスを予想する

さて、日曜日である。

数年前までは、こんな週末はずーっとウインズA館にいた。すなわち、今週はオークスで、来週はダービーである。競馬をやる奴らにすれば、いちばん爽快な二週間である。

それなのに、
いま俺を取り巻く周辺の事情では、今年のオークスは馬券すら買えそうにない。

昨日は厚田の朝市なんてところに早朝から行ってきた。まあ、確かに新鮮で安かった。午後からはダイニングボードなる家具を買いに出かけた。まあ、確かに重厚な良い品だった。

今日は西松屋やらアカチャン本舗やらへの曳き回しの刑に処される。何を買わされるのかは、今はわからない。生活が変わった。それも悪くないのか。

そういった空き時間に、伊集院静の無頼ものの新書を読んでいる。いま読むべき本なのか?ギャンブラーの虫がゴソゴソ動き出すが、賭場に赴くだけのタマもデータも準備できていない。なんとも情けない。

そんなわけで、また誰の得にもならないが、オークスの予想だけ書きつけておく。

買いたい馬券は三連単。
軸は、勝つまでは難しいが、ルメール騎乗のコンテッサトゥーレ。距離ロスなく乗って渋く三着まではあるか。ここからココロノアイ、クイーンズリング、ディアマイダーリン、ルージュバックへ。

2015年5月20日水曜日

本屋について

いまや、アマゾンだの、楽天だの、ネットを介して、ある程度の身の回りのモノは、労せず手に入るような時代になった。もよりの店よりも品ぞろえは良いし、下手すれば相当安いし、おまけに配送までしてくれる。

つくづく、便利な世の中になった、と思う。

しかし、俺は偏屈な人間なので、
欲しいものがあるときは、今でも極力マチに出向き、買うようにしている。

インターネットを信用していないわけではないけど(全面的に信用しているわけでもないけど)、できる限り欲しいモノは現物を見てから買いたいし、それが生活ってもんだ、とも思っている。

特に、書籍類。
いっぱい買えば重たいし、難儀もするが、一般的に流通している書籍類は、絶対に書店で手にとって買うべきだ。書店に行き、好みの書籍を見つけ、手に取り、買うか買わぬか頭をめぐらす、このワクワク感を放棄することは、実に勿体ない。これを疎ましく思う人は、ホントの意味での本好きではないと思う。

かつて、
俺にとっての理想の書店は、旭屋書店アルシュ(エイトビル)店だった。

万人受けするかはわからないが、配列、品揃え、照明、流れる空気の具合まで俺の好みにピッタリだった。ここで時間を費やし、書籍を手に取り、そして選び、バカなりに色々なことを考えたものだ。結局、この店で何冊くらいの書籍を買ったのだろう。

学生時代には、旭屋書店、ウインズA館、その隣のパチンコのマルイシ会館が、俺の黄金デルタ地帯だった。

そういえば、マルイシ会館で俺の隣に、故藤田まこと氏が不意に座ったことがあった。なぜだ?と驚いた。真剣に大工の源さんを打っていた。リーチが外れると「アカンがな」と画面をコツンと叩いた。関西弁だった。二歩うしろにはお付きの人が立っていた。まだCR必殺仕事人は世に出ていなかったが、隣に主水がいた。

話は戻るが、
サツエキが新装オープンしたときに、俺の理想郷の旭屋はそっちに引っ越してしまった。好きな佇まいの本屋が消えた。新たな、どこにでもありそうな体裁の旭屋書店なんぞには用はない。落胆は激しく、怒りさえ覚えた。潰れちまえ!と思ったほどだ。

そして現実に、サツエキに出店した旭屋書店は、何の因果か数年後に見事に札幌から撤退した。細かな理由は知らない。まさか俺の呪いだったわけでもあるまい。ただ、俺と同じように苦い気持ちで、アルシュからステラへの移動を見ていた本好きは多かったはずだ。そして、その後の札幌撤退の報に、ほれ見たことか!だから言ったべや!と思った人も沢山いるだろう(言ってないけどさ)。札幌の本好きの同志よ、どうだろうか?こういう人はほかにもいるだろ?

今やアルシュの旧旭屋書店の跡地は大手のパチンコ屋になっている。マルイシ会館も無くなり今ではドラッグストアとカラオケ屋だ。残っているのはウインズA館のみだが、内部の売り場は統合されスカスカだ。

琴似にあった、くすみ書房の跡地もコンビニになった。

時代は過ぎる。

2015年5月13日水曜日

「葡萄」を聴く

大衆音楽の粋、ここに極まれり

前回書いたとおり、発売から1ヶ月遅れでサザンオールスターズの新アルバム「葡萄」を買った。そのコピーが上記だ。ずいぶん大きく出たもんだが、サザンならば、これも許されるというところか。

ゴールデンウィークに葡萄とともにちょっとした旅に出た。行き先は層雲峡。さてさて、葡萄、どんな仕上がりなんだろう。

道中行き帰りで、繰り返し6回ほど聴いた。

正直な感想は、あれ?こんなもんか?ということ。こちらの期待値が高すぎたせいだろうか。想定を超えてないというか、粋が極まったとは、言い過ぎだろ、と感じた。

当ブログのタイトルは、明らかに桑田氏を敬愛するほとばしりに起因するが、毎度毎度こうやって30年以上聴き続けた当方としては、

このアルバムの水準は、もちろん佳作ではあるが、キラーストリート、サクラ、世に万葉の花が咲くなり、カマクラ、あたりと比べて、抜けて素晴らしいとは言い難い。彼らの力量からすれば、並みである。これは、俺の勝手な感想なので、世間からはズレているかも知れない。でも、率直にそう感じたのだから仕方ない。

俺としては、ふざけつつノリノリの曲と気持ちを揺さぶられるバラード、この緩急をつけた投球術が、彼らのアルバムの楽しみであり、ここに酔いたいところであるが、今回は心にしみるべきパートの楽曲が、私にはコナかった。

贔屓なので、彼らの活動は全面的に支持はする。粋ではなくて、安定という評価のアルバムである。

2015年5月11日月曜日

「葡萄」を買う

ここ1ヶ月、この場で何も書いてこなかったので、指先のリズムが狂っている。
この場仕様の文言が浮かんでこない。

もともとなのだが、それに増して、なんか、上手く書けない。

なので、すごく変だけど、ここ用の文体をインストールすべく
自らのブログを読み返してみた。

そして、驚いた。

ここ数回、無意識に
「仕事が忙しい」なんていう愚痴めいたことや、誰も得をしない痴話を書き連ねていたようだ。
切り口がなんだか、ストレスのたまったヨレヨレの大人の業務日誌だ。
紋切調の自分のセンスに沈黙した。どうしたんだ?俺よ。

そこで、このような事態に至った経過を考えてみる。
本ブログは、基本的に書きっぱなしだ。
自身で振り返って読み返すことは、ほとんどない。

なので、毎回新鮮な気持ちで書き付けると、
日常の心理的な負担が継続していれば、自ずと暗い内面のマグマを連続技でお見せすることになる。そうだ、書きながらなんとなくわかってきた。

なので、
たまには意識して違うことを書こう。

敬愛するサザンオールスターズが10年ぶりに新アルバムを出してくれた。
前作は「キラーストリート」というタイトルだった。なんと、あれから、もう10年も経ったのか。

今回の新作のタイトルは「葡萄」だという。

発売が、3月末だった。
知らなかった。うかつだった。4月中旬にそのことを知り、驚いた。
日常がいくら忙しくても、総じていえるのは、うかつだった、ということに尽きる。

そしてようやく、仕事及び家庭的な事情を勘案して、4月29日の祝日(昔は天皇誕生日だった。今は何か違う祝日らしい)、現物を入手した。同じアルバムのくせに商売上手というか、ボッタクリというか、3種類の価格帯があるのだという。なにやら値が高くて一杯オマケが付いているやつは、とうに品切れ。あとは何やらと、かにやら。説明してくれたけど、バイトの声高ネエちゃんの周波数は、こちらのアタマに入ってこない。

いま入手したところで、どうせ1ヶ月遅れだし、楽しみはとっておこうということで、5月の連休のドライブで初聴きということに決める。購入したのは、一番安い標準盤。それとブライアンウィルソンの新譜も。それより、こういったソフトは、今みんなAKB商法というか、ちょっとしたオマケ付きみたいなことになっているのか?そういう方向、なんか、困っちゃうよな。

聴いた感想は、気が向けば次号あたりで。

それより、この6月にはサザンとして札幌ドームでライブもあるというではないか。むろん、この話の流れを推し量るまでもなく、チケットの手配はしていない。うかつだった。流転しているうちにファンクラブの会員期限も切れていた。更新案内は旧住所地には届いていたのだろうが、見た覚えはない。記憶が正確ではない。

すなわち、総じてこれは困った事態なのである。

2015年5月8日金曜日

今日からボチボチ

4月は更新回数がゼロ。
かつてない事態だ。
勝手に書きなぐっているだけの本ブログではあるが、
そして誰に語るでもないが、なんだかとても申し訳ない。

未更新の理由は、とりたてて珍しいことではないが、一ヶ月半、予想どおり苦しい仕事が続いたため。とにかく時間がなかった。どう暮らしていたのかすら、今となっては思い出せない。

メシの糧だから、それは仕方ないし、当然覚悟もあったが、やはり心身が摩耗している。

あいつを思い出せば腹が立つし、こいつを思い出せばアタマに血がのぼる。
未熟な私には、勉強になることが多かった。

まあ、5月はペースを戻して更新します。
皆様どうか、ご贔屓のほど。