今年のメンバーは、なかなかの粒揃い。人気は、このレース三連覇を狙う女傑ジェンティルドンナ、世界ランク1位のジャスタウェイ、凱旋門賞6着も豪脚を見せつけた3歳牝馬ハープスター、天皇賞秋を勝った新星スピルバーグといったあたり。
ジェンティルは、力があるのは認めるし、鞍上は名手ムーア。上位には来るだろうが、歴史的に見てこのレース三連覇が叶うほど傑出した馬ではないとみている。確かに強いけど。ジャスタウェイは、距離が長すぎる。本当はマイルから2000までの馬だろう。凱旋門賞の惨敗もいただけない。ハープスターは斤量が軽く走っても不思議ではないが、いつも位置取りが後ろ過ぎ。勝ったときの豪脚の印象が強過ぎる。もう少し前の位置で構えたい。スピルバーグは、前走がベストレース。これ以上のパフォーマンスは無理だろう。
そんなわけで、
書き連ねた四頭の中に、私の本命はいない。
私の本命は、前走菊花賞で一敗地にまみれた今年のダービー馬、ワンアンドオンリーとする。ダービーと同じこの府中の舞台、激走するお膳立てが整った。追い切りを見ても、ふだん稽古がけしない馬が先着。このまま終わる馬ではないだろう。
相手には、フェノーメノ。三番手以降はジェンティル、エピファネイア、イスラボニータ、トレーディングレザーまで。
混戦である。
仕事を横に置いて、今日は1日楽しみたい。