我々40代前半の男子は、
ほぼ全員が「キャプテン翼」の影響を受けている。
奇面組なんかが載っていた週刊少年ジャンプや、
沖田浩之氏が主題歌(燃えてヒーロー、だったか?)を歌ったアニメを
リアルタイムで見聞きし、ほぼ皆等しく大空翼に感化されてきた(はずだ)。
スポーツをしていた少年たちで、
モロに翼くんの直撃をくらった者は、サッカーへと流れ、
それほど感化されなかった者は、従来の王道、野球に残った。
我々世代の運動系の種目選択の実態は、だいたいそんなものだろう。
かくいう私は、スカイラブハリケーン(わからない人はスルーしてください)なんぞの大技を
「そら、無理だって!」と冷めた目で見ていたものだから、
転籍せずに野球に残った派なのだが、翼くんは見続けた。
そして、たしかに翼くんはカッコ良かった。脚、ながいもんな。
また、全然関係ないし、しかもきわめてあやふやな記憶だが、
翼くんの中3の全国大会の結果は、アニメとジャンプ誌では異なっていたような覚えがあるのだが、ホントにそうだったろうか?私の記憶ではジャンプでは同点優勝、アニメでは単独優勝、そんな覚えなのだ。何か事情があったのか?単に私の記憶違いか?よく調べもしないで書くのはいけないが、先を急ぐので大した検証はしない。
そんなわけで、キャプテン翼以降、私はサッカーにはそんなに興味がない。
それでも、世界的行事というか、催事というか、それに引っ張られてこの国全体もワーワー騒ぐものだから、私もサッカーワールドカップブラジル大会を見ている。というか、見終わりましたというべきか。わが国の代表は、グループリーグで敗退が決定したようです。
戦前の予想では、
ザックジャパンは決勝トーナメント進出は堅く、もしかしたら更に上位まで行ける、なんていうイケイケドンドンな風潮だった。しかし、ここにきて後出しジャンケンみたいなことをイケシャーシャーと語りだす評論家もいたりして、なかなかシュールな人間模様だ。
なら、前から声を大にして言えっつーの!
俺の感覚だと、
スポーツをみんなで応援して、つかの間夢を見たんだから、もう十分。いいんじゃないのか?後腐れなく終わるって、できないものかね?総括は必要だが、市井の人々が選手に卵をぶつける勢いでモヤモヤを消化しようとするのは、不思議でならないな。ふがいない、ってのは選手が一番分かっていることだろうし。
結局、勝負はミズモノ、ってこと。
残念ながら、日本チームには、我々が託した期待に応えるだけの力がなかった、ということ。
ああすればよかった、こうすればよかった、は後の祭り。
選手は胸を張って日常に戻ればよい。
それにしても、
祭りのあと、は最高に素晴らしい楽曲だと思うよ。